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イノシシについて

猪の生息分布図

ニホンイノシシは本州、四国、九州、淡路島に分布しています。足が短く雪が苦手なため、日本海側の豪雪地帯には分布しないとされてきましたが、積雪が2mを超える福井県の山間部にも出没するようになりました。また、近年は分布域は北上傾向にあり、仙台市内の山地での生息や、長野市、須坂市など長野県北部の市街地でも目撃され、人的な被害も報告されています。

本種は狩猟対象獣であり、その商品価値は食肉用として高く、他の対象鳥獣と比較しても人気があります。その結果高い狩猟圧がかかるようになり、局所的な個体群の衰退も見受けられますが、逆に分布を拡大させている地域も多いようです。

体長は雄110-170cm、雌100-150cm、肩高60-90cm、尾長30-40cm、体重80-190kg(岐阜市で約220kgもの雄個体が捕獲されたこともあるそうです)。全身茶褐色から黒褐色の剛毛で覆われています。指の数は前後ともに4本で、2個の蹄を持ちます。雌雄共に下顎の犬歯が発達して牙状になっており、雄は特に長い牙を持ちます。雄の牙は生後1年半ほどで確認できるようになり、半月型に曲がった形で終生成長を続け、最大で15cmほどまでになります。上顎の犬歯も大きく、それが擦り合わさるよう下顎の犬歯が生えているため、常に研磨された状態の牙は非常に鋭くなっています。ただ、この牙は後方に湾曲しているため、攻撃用というよりもむしろ護身用であると考えられます。 

イノシシの習性・特徴

古くから狩猟の対象とされてきた動物の一つで、そのせいか非常に神経質で警戒心の強い動物です。普段より見慣れないものなどを見かけると、それをできるだけ避けようとする習性があります。

多くの匂いに誘引性を示し、ダニ等の外部寄生虫を落としたり体温調節をするために、よく泥浴・水浴を行います。泥浴・水浴後には体を木に擦りつける行動もたびたび観察されます。 特にイノシシが泥浴を行う場所は「沼田場(ヌタバ)」と呼ばれ、イノシシが横になり転がりながら全身に泥を塗る様子から、苦しみあがくという意味のぬたうちまわるという言葉が生まれました。

生息域と食性

生息域は低山帯から平地にかけての雑草が繁茂する森林〜草原に生息し、水場が近い場所を好みます。

食性は基本的に山林に生えている植物の地下茎、果実、タケノコなどを食べる草食に非常に偏った雑食性(植物質:動物質≒9:1)です。動物質は季節の変化に応じて昆虫類、ミミズ、サワガニ、ヘビなどを食べます。食味が良く簡単に手に入れられる農作物を求めて人家近辺にも出没することがあります。稀に鳥類や小型哺乳類なども採餌しますが、たまたま死骸が落ちていた時か餌が他に全くない時ぐらいしか食餌しないようです。

基本的には昼行性で日中に採餌のため徘徊しますが、人間活動による二次的な習性で夜行性も示します。

寿命および生育

ウリ坊

野生下での寿命は長くて10年であり、一年半で性成熟に達します。幼少期にはシマウリに似た縞模様の体毛が体に沿って縦に生えており、成体よりも薄く黄褐色をしています。

イノシシの幼少期は天敵が多く、この縞模様は春の木漏れ日の下では保護色の役割を果たしています。その姿かたちからウリ坊(ウリン坊とも言う)・うりんこ・うりっことも呼ばれ、この縞模様は授乳期を過ぎた生後約4か月程度で消えます。

繁殖期は12月頃から約2か月間続きます。繁殖期の雄は食欲を減退させ、発情した雌を捜して活発に徘徊します。そして発情雌に出会うと、その雌に寄り添って他の雄を近づけまいとし、最終的にはより体の大きな強い雄が雌を獲得します。

雌の発情は約3日で終わり、交尾を終えた雄は次の発情雌を捜して再び移動していきます。結果、強い雄は複数の雌を獲得できるため、イノシシの婚姻システムは一種の一夫多妻であるとも言えます。雄は長い繁殖期間中ほとんど餌を摂らずに奔走するため、春が来る頃にはかなりやせ細ってしまいます。

巣は窪地に落ち葉などを敷いて作り、出産前や冬期には枯枝などで屋根のある巣を作ります。

通常4月から5月頃に年1回、平均4.5頭ほどの子を出産します。秋にも出産することがありますが、これは春の繁殖に失敗した個体によるものが多いようです。妊娠期間は約4か月。雄は単独で行動するが雌はひと腹の子と共に暮らし、定住性が高いようです。子を持たない数頭の雌がグループを形成することもあります。

身体能力

イノシシ

短い足とずん胴な体に見合わない優れた運動能力を持ち、走る速さは最高で人間が約35km/hに対し、イノシシは約45km/hの速さで走ることが可能です。

近畿中国四国農業研究センターの実験によると、70kgの成獣が121cmの高さのバーを助走もなしに跳び越えることができたそうです。しかし立体感のあるものは苦手で、斜めに立てられた柵は越えることができません。

扁平になった鼻の力はかなり強く、雄で70kg以上、雌でも50-60kgもある石を動かすことができます。また犬かき程度ではあるが泳ぐこともできます。

なお、積極的に前進することや向こう見ずに進むことを「猪突猛進」といい、これはイノシシが真っ直ぐにしか進めないところからきているといわれていますが、イノシシは他の動物と同様前進している際、目の前に危険が迫った時や危険物を発見した時は急停止するなどして方向転換することができ、真っ直ぐにしか進めないという認識は誤りです。この認識が広がったのは、昔、イノシシ猟で犬などを使いイノシシを追い込んでいく様子を猟師が「イノシシが真っ直ぐにしか進めない」と勝手に思い込んでしまい、それが口コミなどで世間に広まっていったと考えられています。追いかけられて前に向かって必死で逃げるのは動物として当然の行動であり、イノシシ特有の行動では決してありません。

肉食としてのイノシシ

牡丹鍋

獣肉食が禁忌とされた時代も、山間部などでは「山鯨(やまくじら)」(肉の食感が鯨肉に似ているため)と称して細々と、あるいは堂々と食べられており、「薬喰い」の別名からもわかるように、滋養強壮の食材とされていました。白い脂肪に縁どられた赤いイノシシの肉は、切り分けて皿に盛った状態が牡丹の花のようであることから「牡丹肉」とも言われています。

食肉加工

イノシシは、と畜場法に基づく検査(と畜検査)の対象にされておらず、食肉として供給する際の疾病確認や解体時における衛生対策などの法定基準は設けられていません。

捕獲されたイノシシの食肉加工は猟師が自ら行うケースがほとんどであり、野生のイノシシの肉が流通することはあまりありません。

食用上の注意

E型肝炎のウイルスを保持していることがあることから、レバー、ホルモンなどを調理する際には十分に加熱処理を行う必要があります。

狩猟免許について

免許制により、密猟の防止や野生動物の保護などを目的として、狩猟鳥獣の捕獲等を認める許可をいいます。

狩猟免許の区分

  • 網猟免許 - 網
  • わな猟免許 - わな → わなを仕掛けるにはこの免許は必要です。
  • 第一種銃猟免許(旧乙種) - 銃器(空気銃及び圧縮ガス銃を含む)
  • 第二種銃猟免許(旧丙種) - 空気銃及び圧縮ガス銃

受験資格

20歳以上の者。受験資格がないのは狩猟免許を取り消され、その後3年間を経過していないものや精神分裂病(統合失調症)、そううつ病(そう病及びうつ病を含む)、てんかん(軽微なものを除く)にかかっている者、知的障害者又は麻薬、大麻、阿片又は覚せい剤の中毒者、その他自分の行為の是非を判別して行動する能力が欠如又は著しく低い者、20歳に満たない者(試験日に20歳に達する者は可)、受験しようとする各都道府県に住所を有しない者となっています。

免許の更新

免許を取得してからの有効期間は、誕生日ではなく一律9月15日を境にした概ね3年間。更新時には適性検査と講習を受ける。

試験

各都道府県によって試験日が違うが、6月下旬から9月上旬の年2回行うところが多く、場所によっては冬にもう1回行うところと、逆に年1回のみのところもある。ただし、3回目の試験は「網猟免許」及び「わな猟免許」限定の場合が多い。

試験科目

  1. 狩猟についての必要な適性
  2. 狩猟についての必要な知識
  3. 狩猟についての必要な技能

狩猟期間

狩猟期間は狩猟を行っても良い期間です。鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」により、あくまでも原則として、北海道では9月15日から翌年4月15日まで、それ以外の都道府県では10月15日から翌年4月15日までと定められています。ただし現在は、政府(同法施行令)及び環境省(同法施行規則)によって、北海道では10月1日から翌年1月31日まで、それ以外の都道府県では11月15日から2月15日までに短縮されています。また、都道府県庁(同施行規則の特別委任による施行細則)による狩猟鳥獣及び猟法並びに放鳥獣猟区等を限定した、期間の延長又は短縮があり、複雑になってきていますので、猟期前の慎重な確認が必要です。