SEOで上位表示するための不正行為をSEOスパムと呼びます。
SEO対策の会社の中にはホームページ上に『独自のSEO対策のノウハウがあります。』等と書き、平然とスパム行為を行っている会社がありますが、INAではスパム行為に当たるSEO対策は一切行いません。

隠しリンク・隠し文字

テキストやアンカー テキストのリンク色を背景色と同色にしたり、縦横”1px” の小さな透過 gif画像の alt属性にキーワードを詰め込むこで視覚的に見えないようにし検索エンジンのロボットにだけ情報を読ませるようにする行為。最もよく見かけられる単純なスパム行為です。


キーワード・スタッフィング

スタッフィング(Stuffing)とは詰め込むの意味で す。検索エンジンのヒット率を上げるのに効果があるとされる meta要素のキーワード属性部分や縦横”1px” の小さな透過 gif画像の alt属性など、視覚ブラウザには視覚的に表示されない部分を利用して、ホームページの内容や画像の内容とは一切関係のないキーワードを詰め込む行為です。よく見かけられる単純なスパム行為のひとつです。


ドアウェイページ

ドアウェイ(Doorway)とは入り口という意味です。メインのホームページとは別のドメインをいくつも用意し、メインのホームページに誘導するための入り口となるホームページを作る行為。ドアウェイページであるかどうかはホームページの構造で判定することができます。通常のホームページには、ナビゲーションや本文など様々なリンクが用意されているが、ドアウェイページにはメインのホームページへ誘導することだけが目的のリンクしか見当たらない。各検索エンジンのスパム行為に関する注意書きの部分でも誘導ページを作る行為はスパム行為であると明確に定められています。


クローキング

ク ローキング(Cloaking)とは覆い隠すという意味です。 User-Agent(ユーザエージェント)や IPアドレスでブラウザか検索エンジンのロボットかを判別し、それぞれに別々のソースを参照させたりする行為の事です。ユーザーがブラウザでアクセスしてきた際には普通のソースを閲覧させ、検索エンジンのロボットがアクセスしてきた際には、キーワードを詰め込んだフレーズを収集させるようにする悪質なスパム行為。 UAの判別にはサーバーサイドスクリプト言語の Perl や PHP等の環境変数を用いて行われることが多いようです。


リンク・ファーム

リンク・ファーム(Link Farm)とはリンク農場の意味です。悪徳SEO業者が仲介となり、ページランクを上げることを目的に相互リンクを張るメンバーを集め、参加したメンバー同士のウェブサイトで相互に膨大な数のリンクを張りあう行為です。リンクされているホームページ同士のテーマに一貫性がなかったり、参加するメンバーがメンバー同士のホームページで異常な数のリンクを張っていることが確認できれば、通常の相互リンクやランキングサイトとは明らかに異なるリンク形態であると判断することができます。

リンクポピュラリティ(リンクの質や数)を重視する検索エンジンは、リンク・ファームからのリンクの効果を無効化するようなアルゴリズムに設定しているとされていますが、悪徳SEO業者側もリンク・ファームと判定されないような必要最小限のリンクに抑えるなど工夫を施し、検索エンジン側もリンク・ファームかどうかを判別することは実際には難しいところです。


複製コンテンツ

ホームページ内のコンテンツを別ドメイン等に複製する行為。ミラーサイトとも言います。コンテンツを複製した別ドメインのホームページにはメインのホームページへのリンクを張り、メインのホームページのリンクポピュラリティを向上させることが主な目的とされています。そっくりそのまま同一内容のホームページを 公開するとスパム行為と判断されるかもしれないとサイト名部分や見出し部分をすげ替えて公開しているホームページは良く見掛けられます。


Cascading Style Sheets の悪用

CSS の要素の表示形態や非表示を操作する displayプロパティ, visibilityプロパティ、配置を指定する positionプロパティ、テキストの字下げを指定する text-indetプロパティなどで視覚ブラウザには視覚的に表示されない部分を利用して、検索エンジンのロボットにだけ隠しテキストを収集させる行為です。スタイルシートの使用をオフにした際やソースにブラウザには表示されていないテキストが確認できれば CSS を悪用した行為であると判断することができます。ただし、アクセシビリティに配慮した使い方を行っている場合は、検索エンジン対策のためではありませんが、これをプログラムである検索エンジンのロボットがアクセシビリティに配慮したものかスパムかを判別することができるのかどうかは不明です。


JavaScript によるリダイレクト

検索エンジンのロボットは JavaScript でリンクを記述している際に、リンクを辿ることができないことから JavaScript を理解することができないことは明らかです。そして、検索エンジンのロボットが、JavaScript を理解できないという弱点を逆手にとって、JavaScript のリダイレクトでユーザーが検索エンジンからダミーのホームページにアクセスしてきた際に、目的のウェブページにリダイレクトで自動転送する行為もスパムになります。

現在では検索エンジンのアルゴリズムが改良され、一瞬だけ表示されるスプラッシュページはデータベースに登録しないようになっています。リダイレクトは、多くの場合ホームページを移転した際のナビゲーションとして利用するので、自動転送するまでの時間を極端に短くさえしていなければ Google, YST, MSNサーチにおいても問題なく登録されているのが確認できています。


SEOスパム行為に対するペナルティ

スパム行為が発覚した場合、その悪質度に応じてホームページ、またはドメイン単位にペナルティが課せられます。ペナルティには検索順位の下落、検索結果からの除外、そして最悪の場合は完全削除されることもあると言われています。